築100年の蔵で使われていた立派なケヤキの梁を、新築での再利用に提案させて頂きました。
お施主様所有の築100年の蔵を、新築建造のため解体しました。その際、蔵で使われていたケヤキの梁を大切に取り置き、新築への再利用をご提案させて頂きました。
当社の大工、匠の手によりケヤキの梁を蘇らせる。
現代の家でも充分に使えるように、当社のベテラン大工が作業を担当。100年前とは思えない美しい木目を取り戻しました。古材再生はもちろん、いままでの思い出も新築へと引き継がせて頂きました。
気密測定値が高水準の0.17!
高気密・高断熱で省エネな家を実現。
外の寒さや暑さの影響を受けにくい、省エネで快適な家を実現するためには、家の気密性を高める必要があります。
当社では大工の腕はもちろん。質の良い建材、断熱材を標準仕様とし、高気密な家の実現に取り組んでいます。
気密測定を専門家に依頼しました。
計測の結果、C値=0.17cm2/m2でした。
気密測定士の方に、超高気密の数値と褒めて頂きました!
省エネ建築診断士の資格を取得し、気密・断熱に取り組んできた成果が数値で現れました。
外観
外壁に漆喰を使用しています。
当社が過去に手掛けた新築を、お施主様が実際に見て気に入って頂いたことが採用の決め手となり、外壁にはクールブラック色の漆喰を使用しました。
クールブラック色には遮熱材が混ざっているため、夏の日差しでも熱を持ちにくくなる性質があります。
玄関
玄関の壁にはアクセントとして、レッドシダーを採用しました。
リビング
リビングの床には、近年希少価値が高まる樹種[マンデリン]を採用。
床下暖房を採用しています。
1階の各部屋に吹出口を設置。足元から暖めてくれます。高気密のため、1台で吹き抜けを通り2Fの廊下まで、家中を暖めます。
脱衣室にも吹出口を設置。お風呂場まで暖めることによって、脱衣後の入浴も快適なことはもちろん。急激な温度変化によって引き起こるヒートショックの予防効果も期待できます。
キッチン
カップボードをオーダーメイドで制作
お施主様と打ち合わせを重ね、高さや引き出しの数、色や取っ手の形まで、ご要望に合わせて制作させて頂きました。
家事室・洗面
脱衣室と洗面・洗濯・家事室が分かれた間取りになっています。家事室の棚も、お施主様のご要望に合わせて設置させて頂きました。
階段
子供も登りやすいように、通常の階段よりも緩やかな作りにしています。将来的にはバリアフリー対策となる、何十年先を見越した安心な設計になっています。
階段の手すりには、玄関部でも使用したレッドシダーとイペを使用しています。木製の手すりは、肌触りも含めご好評頂いております。
和室
和室の天井には、特殊加工[浮造り]を施し、木目を鮮やかに浮かび上がらせたスギの木材を使用。壁には漆喰を使用して、自然素材の風合いを感じることができる、落ち着いた和室に仕上がりました。
Photo Gallery
所在地
福井県三方上中郡
延床面積
138.30㎡(41.9坪)
1F 72.05㎡
2F 66.25㎡
着工日
2020年5月
引渡日
2020年10月
家族構成
ご夫婦、お子様1人